FiR フレキシブル通信記録ソフトはPLCや画像センサからのUDP通信結果を記録可能です。
複数の機器よりUDPでデータが送信された場合、IDキーワード(フィールドの先頭)を指定する事により、テーブル(表計算ソフト形式)でデータ保存が可能です。
同一な生産情報のまとめや検査データまとめに、役立ちます。
file:ファイル名,ID:先頭フィールドの検索値,フィールド名1:値(数字),フィールド名2:値(文字列)・・・・
データ内容は、カンマ区切りです。先頭フィールド検索値で指定された行を検索行と言います。
項目 | 内容 |
---|---|
file:ファイル名 | CSVファイルを指定します。フルパス指定しない場合、FiR フレキシブル通信記録ソフトがあるフォルダが対象となります。「file:」は他のUDPデータ区別するために必須です。 |
ID:先頭フィールドの検索値 | CSVファイルの先頭フィールドから検索行を指定します。 |
フィールド名 | 検索行のフィールド名を指定します。 |
値 | 検索行のフィールド名の値を書き換えます。 |
filename.csvのテキスト
ID,D1,L1,P1,K1
ID | D1 | L1 | P1 | K1 |
---|---|---|---|---|
「file:filename.csv,ID:20191231,D1:123,L1:TEST」というデータ受信した時、filename.csvの先頭フィールドIDから20191231を検索し、無い場合は行を追加します。
ID | D1 | L1 | P1 | K1 |
---|---|---|---|---|
<font color="red">20191231</font> | <font color="red">123</font> | <font color="red">TEST</font> |
ID,D1,L1,P1,K1
20191231,123,TEST,,
「file:filename.csv,ID:20191231,D1:234,K1:ABC」というデータ受信した時、filename.csvの先頭フィールドIDから20191231を検索し、無い場合は行を追加します。
ID | D1 | L1 | P1 | K1 |
---|---|---|---|---|
20191231 | <font color="red">234</font> | TEST | <font color="red">ABC</font> |
ID,D1,L1,P1,K1
20191231,234,TEST,ABC,